8月9日21:30頃。BS-TBSの『サンデーニュースBizスクエア』に出演した日本経済新聞社上級論説委員兼編集委員 の大石格氏の発言についてちょっと疑問がありましたので、ワシもブログで書きますね。大石氏は日経のワシントン支局長も経験しているようなので相当アメリカの事情には詳しいと思うのですが、ワシの実感として「それって本当ですかね?」と思ったのであくまでも「お問い合わせ」です。大石氏及びTBSが「ワシらは正しい!」と言うのならばそれでいいです。ぜひとも真実を教えてください。写真はアメリカ料理のガンボです。
kima

すいません、明確な文字起こしをしているわけではないので記憶に頼りますが、大石氏はこんな感じのことを言いました。もしも「間違いがある!」と争うのであれば、録画した人から実際の動画を得る他、ニホンモニターからも放送を入手し、そこでオレも反論しますんで。あのね、テレビってさ、テキトーなこと言って許される存在になったの? とオレは言いたいわけよ。

大石氏は、同番組で来たる11月の米大統領選で民主党支持者は郵送の選挙になると不利だと説明しました。米大統領選では、実際に投票するとなると投票場に行列ができて長時間かかるため、わざわざ行ってられねぇよ、と考える人が多い。よって、運転免許証等の身分証明が必要な郵送の選挙になれば民主党支持者は不利になると。

理由は民主党支持層が多いヒスパニックと黒人は免許を持っていない割合が多いからだと。まぁ、こういった趣旨の発言をしました。

これを聞いた瞬間、私は「エッ?」と頭の中が?????だらけになりました。

理由は、たった一つ

アメリカでは高校の体育の授業で「Driver's Licence」という講座があり、16歳になる時の3か月間、高校の授業で運転免許証を取るための基礎を学習できるのです。この講座を通過したところで地域の運転免許発行所へ行き、晴れて免許が交付されるのです。

私はアメリカ国籍を持っていない状態でアメリカに行きましたが、無事に体育の授業を経て免許を取ることができました。当然選挙権はありませんが、大石氏が言う「黒人とヒスパニックは免許を持っている割合が低い」的な発言には「マジっすか! 今、アメリカってそんなに差別が進んでいるんですか!」と思った次第です。

いや、私の母は42歳でアメリカに行きましたが、彼女は体育の授業は受けずとも日本の運転免許があったから、それをベースとしてアメリカの免許を取ることができました。それは移民できたヒスパニック(そして米国籍を後に取得した人)も同様で運転免許証はアメリカで住むにあたっては必要なものなので、「できれば取ってほしい」と考えているのではないでしょうか。

いや、制度が最近変わって「黒人とヒスパニックには運転免許を与えないぜ! ヒャッハー! 免許は白人様だけのものだ!」ということになったのであれば大問題ですが、大石氏が何を根拠に黒人とヒスパニックが免許を持っている割合が低いと言ったのかを教えていただけませんでしょうか。

納得できる説明をしていただければ私も勉強になりますので、日経新聞大石格氏、そして番組を放送したTBSには説明していただければたいへんありがたく思います。なにとぞ一視聴者の疑問にお答えいただければ幸いでございます。