本日8月19日『はずかしい人たち』(新潮新書)発売されました。世の中の恥ずかしい人々の見本市を書きまくったのですが、まぁ、悪口と皮肉だらけですわ。スーパーのレジ打ちの店員に対して仏頂面をしながら手首のスナップを利かす動きをするオッサン。一体何をやっているのかと思ったら、レジ袋を店員に開けてもらいたいみたいなんですよ。あのよ、お前、そのスナップでその意思伝わるわけねーぞボケ。
恥ずかしい人たち(新潮新書)
原英史
新潮社
2020-08-19


こんなことを徹底的に書きまくったのですが、実は「恥」というものは各人が心に抱いている必要がある概念だとも思います。詳しくは本書を参考にしていただきたいのですが、63の事象について、その時々にワシが考えていた本音を書きました。ただ、恥があることが分かる人は自分のバカさを知っているわけだし、その点で賢いのかな、と禅問答的なことも思うわけです。

「恥」とはまったく関係のない槇原敬之・SMAPの『世界にひとつだけの花』的な前向きな価値観が好きな人にとってはまったく合わない本だとは思いますが、槇原氏にしても薬物で捕まったりするわけだし、SMAPだって結局は解散したわけで、「前向きな社会」ってもはや破綻してるんじゃないの?

槇原氏はさておき、SMAPの各メンバーは「グループ」というがんじがらめから抜け出し、今は各自が新たなる活躍をしている。これでいいじゃないですか。特に「新しい地図」の3人はより人間らしい自由な活動をしていてオレは好きだぜ。

そういった話を書きました。

ちょっと今回は文章短いですが、また書きます。あと3分で会議開始だ!
恥ずかしい人たち(新潮新書)
原英史
新潮社
2020-08-19