7月1日のレジ袋有料化からプラスチックごみ削減意識は皆様高まったでしょうか。本日見た面白い風景をご紹介します。レジ袋に関しては小さいのが3円、中くらいのが4円、大きいのが5円といった感じで客が選択することが多いのでは。一律3円といった店もありますが、大抵は3円以上はするもの。
thai

 私がいつも行くスーパーは「レジ袋、そんなのめんどくせー」とばかりに、すべてのサイズが1円です。そして特に指定しない限り一番でかいやつを店員は入れてくれます。さて、そんな中、会計を済ませた私がレジの先にある台のところで袋に商品を詰めていたところ、おずおずと恐縮しながら店員に尋ねる女性がいました。

「あの~、レジ袋って商品の数に関係なく枚数言っていいんですかねぇ?」

「はい、大丈夫ですよ」

「そうしましたら、10枚いただけますか?」

「はい、分かりました」

 彼女のカゴには88円の特売の玉子に加え、野菜が何パックか入っており、間違いなく「中くらいのレジ袋1枚」で足りそうです。となれば彼女が何を意図しているのかといえば、

【1】3円~5円を取られる他の店にこの1円のレジ袋を持っていこうとしている
【2】どちらにせよ自宅のゴミを捨てる時にはレジ袋を使っていたため、どうせ買うのであれば、安い店で大量に買っておいた方がいいと考えた

 ということでしょう。こういった「レジ袋の安い店」情報というのは恐らく地域情報の雑談をするようなネット掲示板でも共有されているでしょうし、ママ友LINEグループとかでも共有されていることでしょう。

 もしかしたら「あの店は1円だからあの店で買おう!」という新たなるマーケティング手法がここに誕生したのかもしれません。「3円、5円程度をケチるヤツの気が知れねぇ~」なんてバカにする向きもありましたが、前述の女性の場合、10枚のレジ袋で20円~40円を節約できたわけなんですよね。

 しかもこの店の場合業務用スーパーのため、安い。若干自宅からは遠くなるかもしれませんが、レジ袋が安いというだけで通うインセンティブが生まれた方もいることでしょう。そのうえに、エコバッグを持ってくる人が少ないものだから万引きの防止にもなるから一石二鳥じゃないですかね。

 いかがでしたか? 今後も追加情報がありましたらご紹介していきますね♪