コロナ騒動、さっさと収束してほしいですね。私の場合、編集者なのでレギュラー仕事をガッチリ抱えているのでこの間失った仕事は2本の講演(合計15万円)だけですが、こんなことを言っていてはフリーターなど非正規雇用で働いただけもらえる方に申し訳ない。せめて、私が雇っているライターには仕事を滞りなく出すことしかできませんが、その方のお金はキチンと払いたいものです。今日も大学4年生の卒業に伴う入れ替えで4人の女子大生と会い、業務内容を説明してきます。
新型コロナについてですが、致死率が30~60%とも言われるペストと比べりゃかなり少ない。中国の80歳以上は21.9%とのことですが、全体で見たら1~2%。インフルエンザでも持病持ちの高齢者は亡くなることは多いものですが、今回のコロナも同様の考え方でいいのかも、なんて自分では思っています。
いや、医学の専門家でもなんでもないので、オレの言うことを真に受けるなよ。あくまでも自分のケースを述べているだけなので。何しろオレはこの16年間、一度も風邪をひいたことがない。プレジデントオンラインで昨年書いたところに詳しく出ています。
基本は「リモートワークバンザイ」「満員電車を避けろ」「ヤバいと思ったら市販の風邪薬を躊躇するな」「咳をするヤツがいたらさっさと逃げろ」的なこと。薬部分については、専門家からすると「いけないざます!」なんて言いたくなるかもしれないけど、実際自分は本当にまったく風邪をひかない。
とにかく、超零細企業の経営者だけに、オレが倒れたら売り上げが立たないので仕方なく病気にならないように気を張っているわけです。「病は気から」的な考えは一定の共感をしております。
そしてコロナについてですが、1986年ごろ盛んに言われ始めたAIDSと似ているような気がするんですよね。あの時は「AIDSにかかったら絶対に死ぬ」みたいな説が当時の中学生には蔓延していました。「エロイことをするとAIDSになるらしいぞ」みたいにみんなビビってました。
そして1991-92年シーズンのNBA開幕直前、ロサンゼルス・レイカーズのマジックジョンソンがHIV陽性を発表。悲壮感漂うマジックの姿を生中継で見ていたアメリカの高校生だった私は「うわーん、マジックがあと何年かで死んじゃうんだ~。これからもずっとマジックの雄姿を見たかったのに」なんて思うわけです。結局マジックは同シーズンはプレーをせず、1992年のバルセロナ五輪では「ドリーム・チーム」の一員としてアメリカ代表の金メダル獲得に貢献しますが、92年シーズンは当時のNBA選手が「マジックと接触プレーをしたらエイズがうつるのでは……」といった不安があり、カムバックは断念。95年シーズンに戻って32試合に出場するものの、以後マジックはNBAの試合には出ていません。
AIDSが恐怖の病気、といったイメージが当時のアメリカでも蔓延した結果、マジックはNBAでのプレーをすることができなかったわけです。AIDSの怖さについては、「ある時売春婦を買った。翌朝、起きてホテルのバスルームに行ったら口紅でWelcome to the world of HIVとあった」といった話があり、これはAIDSに対する恐怖を殊更に煽った感じがあります。売春婦の復讐、的な話ですね。
しかし、今もマジック・ジョンソンは60歳で健在ですし、HIV陽性が出た方も元気な人が多い。ただ、少なくとも1992年のAIDSについては、誰もが恐怖していた。今の子供に「一番怖い病気は何?」と聞いたら恐らく「コロナ」と言うことでしょう。
1986~1994年ぐらいまでの子供達は「エイズ!」と言っていたと思います。
そういうわけですので、コロナについて私はAIDSの時の経験があるだけに「まぁ、そんなに死んでないからそこまで恐れないでいいんじゃね? 感染しないよう注意深くするけどな」と思います。
はい、今晩、ロフトプラスワンでヨッピーさんと漆原直行さんと無観客ライブをします。コロナとインターネットと日本人について話します。ニコニコ生放送で生中継しますので、「投げ銭」をどうぞよろしくお願いします。ロフトグループの収入になります。出演者は35%もらいます。一人あたり11.67%ですね。それでは後ほど。