電話はオワコン、電話をするヤツはバカ、電話は他人の時間を奪う暴力ツール、電話をするヤツは仕事ができないといった論がありますが、いやぁ、電話、サクサク仕事進むわぁ~。今、とある取材をしているのですが、内容としては、出版・広告・テレビ・芸能界といったところで働く人々が持つ何らかの知識をひたすら集めまくるというものです。事例を集めることが重要なので、その人の頭の中にあるいくつかの事例を教えていただければ話は終了、となります。

すると、大抵皆さん2~3個ぐらいはネタを持っているわけなんですよね。それを「おー、そりゃすごいですね!」「その手がありましたか!」みたいな話にしていくのですが、通話時間2分~3分。この業界って案外「電話文化」ってものは廃れていなくてけっこう普通に電話使って仕事するので、「オレの時間を無駄にする気か」みたいなものはない。
出られないのであれば、普通にブチッと切って「タダイマデンワニデラレマセン」と愛想の悪い女の声が出てきて後でその人は折り返してくれるわけです。電話は確かに他人の時間を奪う行為なのかもしれないのですが、メールにしても、返信するのに5分ぐらいはかかってしまうことはあるわけで、仕事は他人の時間を奪うことによって成立する面も多々ある。まぁ、そこまで親の仇のごとく電話を敵視しないでもいいのかな、とも思うのですね。
ただ、重要なのはやはり学生とかは恐ろしくて電話に出たくないという文化で育っているので、彼らとは電話でやりとりはしない方がいい。あくまでも、マスコミ関連の「電話慣れ」「電話も仕事の一部」「電話かけてナンボ」的文化で長年働いている人だからこその特殊な「カジュアル電話」的仕事術だと思うわけです。人間関係があったうえでの電話、ということでもあります。
あとは、企業の広報担当者は平然と電話に出ますよね。それも、「私の仕事相手(記者)は電話を使う人たち」という認識があるからでしょう。当然、18年ぐらい前まで当時の50代・60代はパソコンのことを「ピコピコ」とか「カタカタ」(キーボードを叩く音)とか言って「メールなんて使えないからファックス送ってよ!」と言っていたものです。となれば相手に合わせなくてはいけないわけで、ファックスを送る結果となります。やはり相手を見て電話を使うか使わないかの判断はした方がいい。
オレもこういった「色々な人からネタ集めてよ!」みたいな仕事以外であれば電話はほぼ使わないようにはなっていますが、改めて今回は電話の便利さに気づきました。20分電話をすれば、けっこうな量の情報が集まるんですよね。同じ仕事を与えられた場合、ネットで調べれば出るものは色々あるかと思いますが、結局ネットから得る情報は少なくとも日本国内であれば誰にも平等なので、同じ情報だらけになってしまいます。一人一人の仕事人がノリと相手との人間関係で喋ってくれる内容というのはやはり価値が高いのではなかろうか。
「電話は時間の無駄」とか言う向きも分かるのですが、そういったことを言う人が大人数の会議に出て何も喋ってない、なんてことは案外あるものです。あとは、スマホばかりいじって「ツムツム」みたいなゲームに膨大な時間を取られていて、それでいて「電話は時間の無駄」ってなんなのでしょうかね。「オレは電話が嫌いだ」の一言で済ませばいいだけなのに、余計な正当性ありそうな理屈をなんとかひねくりだしたように見えてしまうのでありました。
ちなみに私の知り合いの老婦人の自宅固定電話にかつてオレオレ詐欺の電話がかかってきたことがあります。その時の会話を再現してみましょう。
詐欺師:オレオレ! お母さん、オレ!
婦人:はい?
詐欺師:オレだよ!
婦人:えぇとぉぉ、どちらの俺田(おれだ)さんでしたでしょうかねぇ……。
詐欺師:はぁ…(溜息)、ガチャン!
電話をするヤツはバカ、の発端となったのはこれですね。「電話野郎」という言葉を使ってます。
不在着信だけ残すのといきなり電話してくるのは相手の時間と行動を拘束する行為だからやめてくれ

すると、大抵皆さん2~3個ぐらいはネタを持っているわけなんですよね。それを「おー、そりゃすごいですね!」「その手がありましたか!」みたいな話にしていくのですが、通話時間2分~3分。この業界って案外「電話文化」ってものは廃れていなくてけっこう普通に電話使って仕事するので、「オレの時間を無駄にする気か」みたいなものはない。
出られないのであれば、普通にブチッと切って「タダイマデンワニデラレマセン」と愛想の悪い女の声が出てきて後でその人は折り返してくれるわけです。電話は確かに他人の時間を奪う行為なのかもしれないのですが、メールにしても、返信するのに5分ぐらいはかかってしまうことはあるわけで、仕事は他人の時間を奪うことによって成立する面も多々ある。まぁ、そこまで親の仇のごとく電話を敵視しないでもいいのかな、とも思うのですね。
ただ、重要なのはやはり学生とかは恐ろしくて電話に出たくないという文化で育っているので、彼らとは電話でやりとりはしない方がいい。あくまでも、マスコミ関連の「電話慣れ」「電話も仕事の一部」「電話かけてナンボ」的文化で長年働いている人だからこその特殊な「カジュアル電話」的仕事術だと思うわけです。人間関係があったうえでの電話、ということでもあります。
あとは、企業の広報担当者は平然と電話に出ますよね。それも、「私の仕事相手(記者)は電話を使う人たち」という認識があるからでしょう。当然、18年ぐらい前まで当時の50代・60代はパソコンのことを「ピコピコ」とか「カタカタ」(キーボードを叩く音)とか言って「メールなんて使えないからファックス送ってよ!」と言っていたものです。となれば相手に合わせなくてはいけないわけで、ファックスを送る結果となります。やはり相手を見て電話を使うか使わないかの判断はした方がいい。
オレもこういった「色々な人からネタ集めてよ!」みたいな仕事以外であれば電話はほぼ使わないようにはなっていますが、改めて今回は電話の便利さに気づきました。20分電話をすれば、けっこうな量の情報が集まるんですよね。同じ仕事を与えられた場合、ネットで調べれば出るものは色々あるかと思いますが、結局ネットから得る情報は少なくとも日本国内であれば誰にも平等なので、同じ情報だらけになってしまいます。一人一人の仕事人がノリと相手との人間関係で喋ってくれる内容というのはやはり価値が高いのではなかろうか。
「電話は時間の無駄」とか言う向きも分かるのですが、そういったことを言う人が大人数の会議に出て何も喋ってない、なんてことは案外あるものです。あとは、スマホばかりいじって「ツムツム」みたいなゲームに膨大な時間を取られていて、それでいて「電話は時間の無駄」ってなんなのでしょうかね。「オレは電話が嫌いだ」の一言で済ませばいいだけなのに、余計な正当性ありそうな理屈をなんとかひねくりだしたように見えてしまうのでありました。
ちなみに私の知り合いの老婦人の自宅固定電話にかつてオレオレ詐欺の電話がかかってきたことがあります。その時の会話を再現してみましょう。
詐欺師:オレオレ! お母さん、オレ!
婦人:はい?
詐欺師:オレだよ!
婦人:えぇとぉぉ、どちらの俺田(おれだ)さんでしたでしょうかねぇ……。
詐欺師:はぁ…(溜息)、ガチャン!
電話をするヤツはバカ、の発端となったのはこれですね。「電話野郎」という言葉を使ってます。
不在着信だけ残すのといきなり電話してくるのは相手の時間と行動を拘束する行為だからやめてくれ