9月15日に発売された『バカざんまい』が先ほど5000部の増刷決定したと新潮社の美人編集者K嬢から連絡があり、9月26日には「ブロガー都議会議員」こと東京都議のおときた駿氏との対談イベントもありまして、いよいよ周辺がざわついてきましたがみなさまいかがお過ごしでしょうか。

バカざんまい (新潮新書)
中川 淳一郎
新潮社
2016-09-15

さて、本書は2013年から週刊新潮で連載してきた連載『この連載はミスリードです』に加筆したものでありまして、その時々にオレが「くたばれ、ケッ!」「うんこ食ってろ!」「こ、こいつバカwwwwwww」と思ったことを毎週のように書き綴ってきたものであります。

今思い返してもよくぞオレは毎週毎週こんなに文句ばかり言ってきたものだと思うばかりでございます。いや、もちろん大好きなものも色々入れておりましてハリーこと張本勲さんを礼賛したり、側溝に忍び込んで女性のパンツの中を覗く「側溝道(そっこうどう=四股名)」、愛しのサッポロ黒ラベルに家系ラーメンの「笑の家」なんかについても書いております。

内容は元々の紹介文通り。(【8】まであります)

【1】コメンテーター編
「無難なコメント」しか言えないバカ 深刻ぶる「識者」というバカ
教育改革を訴えるバカ 大麻に寛容なバカ 何だかいい子ぶるバカ
「世間をお騒がせして」と謝るバカ 下心をごまかすバカ
実質ノーコメントの言葉でごまかすバカ 毎週「偉人」を作り出すバカ

【4】生活編
名言に感化されるバカ 「お金じゃ買えないものがある」と言うバカ
ヤブ医者というバカ お洒落に金を使うバカ アル中というバカ
ビールにこだわりすぎるバカ まずいラーメンを出すバカ
「年末年始は太るんだよね」と言うバカ

みたいな感じで、69の「バカ」について書くほか、終章ではとんでもない教師列伝やら、バカの極みである舛添要一辞任騒動について言及しており、ひねくれ者の皆さまにおかれましては、多分同意できることが多いのではないでしょうか。とんでもない小学校教師の一人は、本当にヒドい教師でした。

ホームルームの時間に一人の生徒を教室の前に出し、「○○君は在日韓国人だという話が寄せられましたが、ウチのクラスに在日はいません。ほら、○○君、自分の言葉で説明しなさい」なんてやったりもするのですね。今考えると先生って決して立派ではない。それは、自分が大学生だった時に教育実習に行くヤツが「お、お前が教師になりたいの? 日本の将来のためにならないからやめとけw」的ぬらりひょんバカ人材であることも時にあったことから、今となっては明白ですが、当時は先生は立派の塊だと思っていました。

毎週オレの書いた原稿にまんしゅうきつこさんという稀代の美人漫画家にしてアル中仲間が1コマ漫画をつけてくれているのですが、これも著者にとっては一つの楽しみであります。というのも、確認のPDF段階では漫画はついておらず、誌面になってようやく漫画がついているからなのですね。あぁ、こう解釈してくれたか、と毎回驚きがあり、著者としても非常に楽しくやらせてもらっている連載であります。

kitsuko

まぁ、本連載については書きたいことが色々あり過ぎまして、日々感じる違和感やらニュースを見ての憤怒などを吐き出しては毎度健やかな気持ちになって今日も仕事を頑張るぞー! となるわけです。だから書くことが毎度本当に楽しくて仕方がないのです。さて、これから何を書こうかなぁ…というメモでも下に記しておきますか。キーワードだけ書いておけば、実際書く段階になって思い出すことでしょう。

・パクチー
・油の二面性
・料理研究家の根拠
・外国人選手が突然帰国
・うんこ評論家
・老化
・マイクロソフトの宿命と働く人々の健気さ
・コンピュータ関連イベントのステージの台本
・ブログの退職エントリー
・カウンターとテーブル
・ドラマに出る恋愛
・デブかハゲか貧乏か
・トリンドリル玲奈

こういったメモを日々残しておき、日々の生活で怒ったり楽しんだり悲しんだりしながら一つの文章が完成し、それがまとまって一冊の本になっていく。あぁ、こんな仕事をさせていただいている今の「時代」と自分の周囲の人々に本当に感謝しております。それは本ブログに来てくださった方への感謝でもあります。生まれてきてくれてありがとう。

最後に書籍タイトルについて。ある日新潮社のK嬢から電話があり「新書化したいのですが、一度お会いしませんか?」と言われ、初夏の渋谷の居酒屋で月曜昼間にお会いしたのでした。するとすでに印刷された原稿があり、タイトルに「ばかざんまい」と書かれてありました。「あぁ、いいですね」と言ったら「いいでしょ?」と言われました。そして我々はキリンラガーの大瓶を次々と開け、つまみのモロキューとシシャモをむしゃむしゃと食い進めるのでありました。

これは5月のことですが、以後色々あって「バカざんまい」に変わり、他にも「ばか三昧」「バカ三昧」など中華三昧かよオラ、ちなみに中華三昧には1000円のものがあったんっだぞこの野郎などとも思いながら、最終的にはカタカナの「バカ」とひらがなの「ざんまい」がいいかなという落としどころになったのでした。「はじめに」は「ばか」という表記をしていたのですが、すべてそれを「バカ」に書き換えました。

あまり素直ではない方々にとっては多分、面白いと思いますので、『ばかざんまい』よろしくお願いします!

バカざんまい (新潮新書)
中川 淳一郎
新潮社
2016-09-15