最近、ラクして生きることばかり考えているのですが、ジジイになった時、年金に頼っているわけにもいかないので何らかの仕事をした方がいいと思うのです。しかし、家庭教師なんてもんは若者の仕事でしょうし、コンビニバイトも覚えることが多過ぎてキツいかもしれない。そこで思い付いたのが「飲み物屋」というお仕事です。

知り合いが夜にやっているような駅前や繁華街の居酒屋があったら、月に1万円払って昼間、その「ドアの前あたり」を貸してもらうのです。その商売とは「飲み物屋」。あれ、あるじゃないですか。お祭りとか野球の試合の時、バカでかいクーラーボックスにペットボトルのお茶とか入れて250円で売り、ビールは1缶400円。本来は150円、215円のものなので、ゴージャス価格設定になっております。

あれを毎日街中でやるのです。そして、価格は激安にする。しかしながら、ペットボトルを売るわけではない。そもそも500mlなんてものは多過ぎてすぐにぬるくなり、ジルジルチビチビと飲み続けているうちに雑菌繁殖でハッソーハッソー、あぁ、菌ちゃんが大満足! ってな状況になってしまいます。

しかし、当方が考える「飲み物屋」は業務用スーパーで購入したペットボトル飲料をMかLのサイズのプラスチックコップに入れるだけというものです。もちろん冷たさを維持するために氷は入れます。しかし、アメリカのスターバックスに対して「氷が多過ぎだ! 5億円払え」という裁判を起こされぬよう、氷は底から20%程度にとどめます。

居酒屋のドアの前で読書をしたりニンテンドー3DSをやってる私に「麦茶くださいな」「サイズは?」「Lでお願いします」なんてやり、私はカップに氷を入れ、ペットボトルからドボドボドボドボと飲み物を入れるのです。こうして夏の暑い時など、一瞬にして渇きを癒したい人々には「プハーッ! チッキショーめ!」となれます。

さて、実際に提供する飲み物はコレです。

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業務用烏龍茶。これ、2リットルで99円なんですよ。

そして、275mlのカップ(M)、と400mlのカップ(L)の2種類を用意する。



カップの代金は1個10円。蓋はいらん。2リットルであれば、(氷も考慮し)Mは8杯分。Lで5.6杯分。

商品ラインナップと値段。

烏龍茶、麦茶、緑茶、ミネラルウォーター

M:60円 L:80円

おかわり(容器は遣い回し)は M:50円 L:70円

いや、すごいラクな商売考えたゾ、と思ったけど100杯売れても総売り上げ6000円~8000円じゃねぇかよ! 原価率は23%ほどになり、家賃が月に1万円かかる。月に22日営業して、平均7000円の売り上げだとした場合、154000円となり、1万円の家賃と35420円の原価を引いたら、手取りは108580円。バイトした方がいいかもしれねぇな。

というわけで、時給900円ほどを稼ぐのは実にタイヘンなことだと思ったのでありました。ましてや時給1500円を払うなんて凡人にはどうすりゃいいんだよ、コレ、といったレベルだとも感じてしまうのでありました。